ネバーギブアップ




ネバーギブアップ 部屋の隅で試すんだ
ネバーギブアップ 欲情という恐怖が
「おいでゲッチュー」 私自身もどうやら
こっそりゲッチュー 握り締めてほしいんだ
あまり飲むな そんな酔うな 明日だって忙しいんだ
腐りきった 疲れきった
肉の花咲かせるために来た
何のために来た?



世間じゃどう思われてるか知らないけれど、いくら俺だって毎日ヤりたいとは思わないよ。ま、二日に一回(裏を返せば週に3回)できれば上々だと思うよ。
やっぱ、危険日とかあるしさ……。
それが……だ。
今の恋人が極上品なのは百も承知さ。誰もがうらやむ美貌と、ナイスバディー。おまけに気の強い女とくれば、血が騒ぐってもの。
同窓会で再会して、その日はお泊りが可能だったのになぜか、それから一ヶ月音沙汰がない。連絡は取れているし、デートだってしている。
しかしそこから先に進まないのはどういう了見をしているのだろう。
いっつも、いっつも俺が誘うのに、やんわりとだけどきっぱり断ってくる。
甘えてみても駄目だし、無理矢理ヤろうとしたら返り討ちに遭ってしまった……。
(返り討ちに遭ったのは情けないと自分でも思うが……)
あきらめきれるかっって感じだ……。


「ね、今日泊まりに行っても良い?」
俺自身、最高の出来だと思われる甘えた声を出した。
「駄目」
すげなく断られる。俺を見上げる上目遣いの目が、これまた小生意気そうな表情だからたまらない。
「え〜……一緒に朝を迎えようよ」
ちょっと拗ねてみる。
「朝は一人でも迎えられるわ」
「湯上がりの君が見たい」
「写真でもあげようか」
「寝顔が見たい」
「この間見せたわ」
「……ケチ」
あきらめきれるかっ
俺は半分泣きそうになりながら、彼女を見下ろす。
ここまで拒否されると、なんだかな……。
そんな俺を見て彼女は突然、くすくすと笑い出す。
「いぢめがいがあるわね……。いいよ。泊りに来ても」
な……いままでのはからかってただけ?
後で覚えてろよ。


明かりをダウン 消してGO NOW
くっついてくれ ワン、ツー、スリー!!

君の身体はユリのようだ 地球の中で一番だ
今の気持ちを伝えるなら 私はここで死んでもいい
いつでも君をいい気分にしたいな
朝までやりましょう HEY



久しぶりなせいか、気がついたら夜が明けてた。その後二人で一つのベッドのシーツにくるまって眠っていたのに、俺が昼ごろ起きたときにはとなりはものけのからだった。
近くの部屋から、シャワーの音がかすかに聞こえる。
彼女が濡れた髪の毛をタオルで拭きながら、バスローブ姿で部屋に入ってきた。
「あ、起きた見たいね?……いま食事作るわ」
「良いとこのお嬢様なのに、食事作れるの?」
「……どうせ私は、拾われっ子だから。高貴な振る舞いはできないわ」
どうも、俺って一言多いみたいだ。
謝罪の意味も込めて、彼女を手招きしてベッドまで呼び寄せる。
彼女はなあに?といった表情で近づいてきた。
俺は手を取って、引き寄せて抱きしめた。
鼻孔に、リンスの良いにおいが広がる。彼女の頭を押さえて逃げれない様にした後に、キスをした。
長いキスが終わって、彼女が顔を上げると目が潤んでいるのが分かった。弱々しい声で俺に抗議する。
「ちょっと……なにをしてるのよ」
俺は返答せずに、そのまま彼女をベッドに引き倒した。バスローブに包まれていた胸が、勢いで表に出てきた。
昨日の跡をなぞるように、俺はキスを施していく。
「何って……食べているの……おなか空いたしね」
「いやあぁっ……せっかく……シャワー……あび……たのにっ……んっ……もう、昼……だ……ってば……あっ」
「クスクス……息が荒いよ…ふふっ」

くだらないけど夢中なんだ
夢中だったらいつ覚めんだ
覚めなかったら離さないんだ
ひとつになってさあ行くね